ギークが陥りがちなワイン ナパ関連問題

■1716本完売！　36本追加いたしました ※ '10年よりラベル・デザインが新しくなりました。

←上段が現'15、中段が旧デザイン、下段が次期'16です。

◎新型フランシスカン、デビュー！ ラベル一新、完全リニューアル。

フランシスカンのシャルドネがフル・モデルチェンジいたしました！変わったのは見た目だけではなく、その中身も。

従来のナパ・ヴァレー表記から、ナパ・カウンティ＆モントレー・カウンティのブレンド版へと変更。

単純に字面だけで見ると格下げとも取れるのですが、なかなかどうして、これが飲んでみますと…（詳細後述） ◎あまり知られていませんが、実はパーカー★

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カベルネを筆頭に、赤ワインで知られるフランシスカンですが、実はパーカー著、バイヤーズ・ガイドではシャルドネの【三ツ星】（Good）認定を受ける、白の実力者でもあります。

良く知られるところで言えば、シャルドネの同三ツ星認定者には 『チョーク・ヒル』 『クロ・ペガス』 『デリンジャー』 『ファー・ニエンテ』 『ゲアリー・ファレル』 『ガーギッチ』 『ラ・クレマ』 『ロンバウアー』 『シーヴィー』 『ヴァイン・クリフ』 らの名があり、さらにはあの 『キスラー』 のスタンダード版「ソノマ」もここに入ります。

…って、この中に2,000円台で入手可能なもの、あります？ 果実はモントレー産57％、ナパ産43％（共に郡表記）。

ナパ産シャルドネが熟した洋ナシやりんごなどの果実感とコクあるボディ、ミネラルなどを、そしてモントレー産シャルドネがトロピカルな果実感とフレッシュさ、エレガンスをワインに与えています。

気温が上がりきらぬ午前中に果実を手摘みし、赤同様にいたってマジメなワイン造りへの姿勢。

醗酵は樽6割、ステンレス4割、天然酵母を用いて。

フル・マロ。

熟成はフレンチの小樽とアメリカン・オークを併用し、シュール・リーで7ヶ月の樽熟成（新樽比率16％）。

同価格帯のソノマ産屈指の 『シミ・シャルドネ』 と是非とも飲み比べ頂きたい作品です。

◎ヴィンテージが2016年になりました。

【2018.8.5更新】 さて、ナパ＆モントレーのブレンド版となった新型フランシスカンですが、ナパ版時代同様、適度にある綺麗な新樽の香味に高級感や造りのセンス、丁寧さは変わりません。

リッチでクリーミーな果肉感のある旨味が十分のり、しかも対極にはピュアさや清涼感もきっちり。

際立つバランスの良さは、アレ・・・むしろ・・・。

確かにスケールは一回り小ぶりになったのかもしれません。

しかし内は充実して輪郭にはハリもあり、例えるならふよふよしたバランスボールから、中身の詰まったスイカになったような…。

ボールとしては小さくなっているけれども、受け手が感じる存在感は（少なくともこの’16年については）増した感すらあります。

果実味にほどよい甘みを感じさせ、鮮度にある艶やかな酸味とミネラルの硬質感がそれを補助。

そして完熟の洋ナシに密りんご、バタースカッチやブリオッシュの芳ばしさ。

アフターに質のいいオークバニラの余韻が長く続き、いかにも一つ上の格を感じさせます。

醸造家はイクイリブリアムを生んだジャネット・メイヤー女史。

彼女の白のセンス、相当！ ●AVAに縛られると損をする…。

それを実証するシャルドネです。

• 商品価格：2,480円
• レビュー件数：1件
• レビュー平均：4（5点満点）